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ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

黒田博樹の2015年の変化球。ツーシーム、フロントドア、バックドア。

広島東洋カープ 黒田さん

黒田さん扇風がもたらすもの

昨今の黒田さん旋風により、「フロントドア」「バックドアなんていう随分メジャーっぽい単語がブームになっています。

特に、ツーシームでのフロントドアを使うピッチャーは日本人には殆どいなかったのではないでしょうか。日本球界にメジャー仕込みの新しいスキームを、「シュートは邪道だ、、、」などと文句を誰に言わせることなく堂々と導入した黒田さん、さすがです。

 

まず、それぞれの用語を解説しますと、

◆フロントドア

  打者の内角のボールゾーンからストライクゾーンへと入って来る変化球

バックドア

  打者の外角のボールゾーンからストライクゾーンへと入って来る変化球

 

メディアが語る黒田さんの「男気」の穿った解釈

目下のところ黒田博樹は、「男気」の人であると言われている。高い給与をけって、薄給でカープを選んだ黒田さんは偉い、と。

しかし私はそれを男気だとは思わない。

単純に、カープで投げたかったから、というそれだけの話。そこは人間のの問題であります。それを、男たる者、お金云々でごちゃごちゃ言わない、とか、男たる者FAなんか使っちゃいけない、などという文脈に流れ着くと、今後の野球界にとって良くない潮流になる可能性が高く、私は危惧しています。

プロたるもの、正々堂々とお金への執着を忘れてはいけない。趣味で野球をやっているわけではない。彼らはプロなのだ。そんな趣味感覚でやっているプレーなど、私は見たくない。また、フロント側も、松坂みたいなのに大金を払っちゃいけない。お互い正当な評価をすべき点において、メジャーなどと比べるとまだまだ日本野球界に改善点は多い。

 

最近人はお金じゃないんだ、それが「男気」だ的な話が多く、うんざりする。絶対に、「男気」とおを直接結び付けてはいけない。

 

日本の野球界は報酬が安い。特にカープは。とはいえ、これを機に、どんどん球場に足を運んで、野球界全体がもっと盛り上がればそれはそれで問題はない。「男気」だなんだと言わず、単純にどんどんマツダスタジアムに足を運べば良いわけであります。

 

2015年の黒田さんの変化球

オープン戦を見た限りですが、相変わらずツーシームはキレッキレだし、さらにはカープ復帰に際して新たにカーブとカッターを再度練習中であるというお話。わくわくが止まりません。

黒田さんの今年、2015年の変化球についてまとめると、以下のようになります。

 

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以下、使用頻度の多い順に。

 

ツーシーム(シュートボール) 

・・・最速150キロ程度のツーシーム。カミソリのような切れ味で真横に滑る速球。これにより前述のバックドア・フロントドアが可能になる。

 

◆シンカー

・・・ツーシームより少し沈みが大きい。テレビで見る感じでは、40度ぐらいの角度で大きく右に曲がりながら沈んで見える。ツーシームと握りは同じであるらしい。

 

◆スプリット(スプリットフィンガーファストボール)(握りの浅いフォーク)

・・・最速140キロ程度で真下方向へ落ちる変化球。曲がりはフォークなどに比べると小さ目。テレビで見ると右方向に小さくずれているように見える。フォークを多投すると指の疲労が激しいらしく、あえて浅めの握りのスプリットを黒田さんは投げている。

 

◆スライダー

・・・最速140キロ程度の縦方向の変化球。45度程度の角度で若干利き手と逆側へ変化する。テレビでは少しだけ左にずれつつ下方向に沈んでいるように見える。メジャーではスプリットの次に使っていた球種。

 

◆カッター(カットボール)(2015年新球)

・・・画面左方向にまっすぐ小さく滑ります。ツーシームとは真逆方向。150キロ前後。ツーシームに混ぜることで的を絞らせなかったり、凡打にしたり、という狙いで習得を目指しているのでしょう。

 

◆直球(フォーシーム)

・・・メジャーでも時折高めのつり球などで投げていたフォーシーム。当然最速150は出る。

 

◆カーブ(2015の新変化球)

・・・今年から緩急をつけるために取り入れた新球。実はMLBでもたま〜〜〜〜〜に投げてましたが、その試合初めて投げたカーブをホームランされてましたので、使うのを控えていたようです。今年はそれに再挑戦しているようです。

 

注目の球種・ツーシーム

特に注目される、ツーシーム。この球種の特徴は、真横に滑るためボールゾーンからストライクゾーンに曲げ込んで見逃し三振を狙うことができます。

前述のとおり、これが右バッターの外側から入ってくるのがバックドア。左バッターの内角から入ってくるののがフロントドアということになります。バックドアが裏口、フロントドアが正面玄関、ぐらいの意味でしょうか。バックドアはハッキング用語でも使われるところです。

パワプロなどをする人は当然のようにゲーム中ではしているハズではありますが、実際の試合ではデッドボールの恐れがあるのであまり使うピッチャーは多くはないところでした。確かに、黒田さんもメジャーではときおりツーシーム食い込ませすぎてデッドボールにしてましたし笑

(しかしこの内角を攻めたツーシームでのデッドボールが出るときは調子がいいときでもありました)

 

普通に『パワプロ』『プロスピ』など、野球ゲームをしていた我々世代はゲーム内では自然と多用していたピッチングスタイルです。しかしそれを現実に行うのはやはり違った難しさがあるようで、いままで使われてきませんでした。フロントドアはデッドボールの危険性がかなりあるため、日本では今まであまり使われなかったスキームでありました。

 

おそらく、数年後の高校野球なんかでは、ツーシームなげまくるピッチャー続出でしょうね。非常に楽しみです。黒田さんに言わせてみれば、直球(フォーシーム)よりツーシームの方が変に強いスピンを掛けなくていい分肘に負担がかからないらしく、ツーシームの方が肘へのダメージは軽減されるのかもしれません。これだけをとらえても、日本野球界へ良い影響を与えているのかもしれません。

 

オープン戦を見て、印象的だったシーン

オープン戦を見て画期的に思ったシーンが2つあります。

 

(1)まずヤクルトの藤井が腰を引いてよけた球がツーシームでフロントドアでまん真ん中で見逃し三振になったシーン。

これは本来なら内角ギリギリに決めるのが理想ですので、さらに厳しく攻めればバッターは走って逃げだすかもしれません。

(2)次に、内角に食い込んできた角度のあるツーシームを振りに行ってファールになって、自分に向かってくる軌道そのままに打ち損じ自打球となって蹲るオリックス伊藤。

 

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これは両方ツーシームなんですよね。左バッターはのけぞって空振り三振し、右バッターは対処しきれず自打球。愉快ですね。当事者はたまらないでしょうけれど。

 

さあ、これからが本番です。各球団、このツーシームに徹底的に対策を打ってきます。その上で、なお、ツーシームが有効であり続けるのであれば、日本全土に巨大なツーシームブームの大波が来ますね。

 

今年もカープはAクラス間違いなし!

カープの選手はみな若いです。若手は夏場に強い。また、若い場選手たちが勢いに乗ると手が付けられなくなることもしばしばです。追い込みの9月ごろに連勝を重ね、優勝でなくて構わないのでクライマックスを、13年よろしく一気にかけあがりましょう!

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いえ、落ち着いて考えると、Aクラスどころか、カープは優勝します!(希望的観測) 

大瀬良、福井も伸び盛り、マエケンも黒田効果でさらに一回り大物になるでしょう。ノムスケや九里、戸田など先発陣はどの球団よりも十分にそろっています。

するとどうなりますか?

そうですね。カープは優勝します!(希望的観測) 

 

オープン戦時点では、エルド、ロザリオ、新井のコンディション最悪ではありますが、心を強くもう一度いうと、カープが優勝!

 

 

 

するといいなあ。。

 

 

 

どちらにせよ、今年はかつてないほど楽しみな一年になりそうです。ガンバレカープ。ガンバレ黒田さん。

 

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