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ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

黒田博樹のフォーシームとツーシームの関係について ~なぜフォーシームを投げないのか~

シーズン中盤以降、黒田さんのフォーシームは増加する

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youtubeで黒田さんの動画を探していて、非常に興味深い動画を見つけた。先だって引退をした前田智徳さんとの対談動画である。この16分ごろ、フォーシームを明確に意識していることに言及をしている。

 

 

要は、黒田はフォーシームを使う気満々であるということ。

 

ツーシーム:いわゆるシュート。利き腕の方向に真横にスライドする変化球。

フォーシーム:軌道が変化をしない、きれいなストレート。(正確に考えると縦回転の変化で沈まずに重力で落下する分浮き上がる球筋。ある意味変化球?)

 

 

黒田さんのツーシーム多投はフォーシームへの前振りである

前述のインタビュー内で黒田さんが語っている”印象付け”という言葉。これは、まだ日本のバッターが見慣れていない超一流のツーシームの軌道を相手に植え付けるということ。植え付けた先にあるのは、フォーシームでの空振り三振である。

ツーアウト満塁フルカウント。この肝心の場面でツーシームの頭でいるときに突然、フォーシームを投げられて打てると思いますか? フォーシームはツーシームより球速が少し上がります。150kmは超えてくるでしょう。より早く、曲がると思っていたものが曲がらずズドン! と頭にないフォーシームがやってきて打てるバッターはいません(断言)

 

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なぜ黒田さんはフォーシームを温めるのか ~MLBと日本球界の比較を交えて~

日本球界の特徴として、同リーグ対戦の割合が非常に高いことがあります。

 

  • メジャーリーグ(MLB)の同リーグ・同地区(MLBではリーグ内にそれぞれ3つの地区があります)対戦の割合はたったの4割強。5割を下回る
  • 日本球界(NPB)での同リーグ(地区はない)での対戦は8割強

 

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これが意味するところは、日本では同じ投手との対戦回数が非常に、圧倒的に多いということ。逆を返せば、ピッチャーの球筋にイメージがつきやすく、一度イメージがついてしまえばその裏をかく戦法が非常に有効であるということになります。

 

まだ相手のイメージができていない時点でフォーシームを投げたところで、フォーシームを見慣れた(主にフォーシームしか見れていない)日本のバッターにとってはそれは単に早いだけの直球にすぎません。空振りが取れても、普通に打たれても、そこに大きな意味は生まれることはありません。

したがって一度全球団の全バッターにツーシームを覚えてもらわなくてはいけない。また、覚えるまではそうそう簡単に打てるものではないため、どんどん投げるべきであることは言うまでもないところです。

 

黒田さんの現状分析(4/14時点)

まずはこちらの動画をご覧いただきたい。

4月12日の阪神戦の1回先頭バッター鳥谷へ投げた初球のツーシーム。これを左バッターの鳥谷はいとも簡単に流し打ちでヒットにしています。明らかに狙い撃ちされています。「どうせ初球はツーシームでストライク取りに来るだろう」という頭が鳥谷の中にあります。

鳥谷ぐらいの天才バッターであれば狙えば確実にヒットにできるのでしょう。しかし、それでも黒田さんはツーシームを投げ続けます。フォーシームを出すにはまだ早いと考えているようです。こういったケースが増えてきたとき、それはイメージの植え付けに成功したということ。そのときにこそ、ビシッッ! と誰にも打てないフォーシームを投げることが可能になります。

 

黒田さんのフォーシームまとめ

 

メジャーでもあくまでもつり球としてときおりフォーシームを投げていた黒田さん。

日本では、シーズン中盤以降、早くても6月以降でしょうか。おそらく黒田さんはフォーシームを投げ始めるはずです。それも、必殺の、肝心の場面に限って。

もし、野球中継を見ていて綺麗なストレートで見逃し三振・空振り三振を奪ったとき、テレビの前で(黒田さん、ついに投げよったな)とニヤリとしましょう。黒田さんのフォーシームは今年の野球ファンの最大の楽しみになることでしょう。

 

現在カープは最下位ですが、中盤以降も楽しみは尽きませんし、当然そのころにはAクラス辺りにいることでしょう。

 

 

楽しみは、これからです!

 

 

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