ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

『おっぱいフルーツ』を一人で食べてみた。

「オッパイフルーツ」って食べたことありますか?

 

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ベトナム特産で外見は青色。ちょっとピンクがかっているものもあります。この写真だけみたらどこが「おっぱい」なのかしらと思っていたら食べ方がちょっと独特でした。

 

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最初にこの果物を食べたのは仕事でベトナムへ行った時のことでした。

「これ、オッパイの実。面白いから食べてみなよ」

と、職場のベトナム人の子にニヤニヤ笑いながら勧められたのが最初でした。若干の下ネタなネーミングということもあってか、向こうではポピュラーな外人向けのフルーツギャグのようでした。

これが、とっても甘くて、美味しい!

 

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ベトナムでの生活は、カルチャーショックが相当のものでした。

まず大変なのが通勤。朝から写真の交通量の中をタクシーや(駐在歴長い人は)原チャリで会社まで向かいます。まだ地下鉄も山手線もない。あるのは四輪タクシー、ないしはバイクタクシー。このバイクタクシーの二ケツが怖くって、隣のバイクとヒュンヒュンすれ違って膝が隣のバイクとぶつかる。そしていましがみついてるこのバイタクのオッサンは、本当にちゃんと目的地まで連れて行ってくれるのかという不安。

やっと目的地についてもまだ大変なのがそこから歩いて道を横断するとき、信号機がたまにあるがそれを誰も守っていない。だから上の写真の真っただ中をそーっと歩いて渡らないといけません。

勇気を出して道を渡っている最中に、3人乗りのバイクが私の足の上を、ドゥング、って乗り越えていく。オッサンが運転するバイクがケガしない程度に軽ーくよこ腹にぶつかりつつ走り去っていく。

ベトナムの日常です。

 

そんな生活の中で楽しみだったのが、この、あまーーーいオッパイフルーツを食べる瞬間でした。

 

懐かしい。

懐かしい。 

さて、なんでまたそんな懐かしんでいるのかと言うと、ベトナムからLINEが入ったからでした。

 

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それは大学の先輩からでした。

「あたし、いま、ベトナム

「おぉっ! ベトナムいるんすか!?」

「そうなの。ラインって便利ね」

「っすねー。タダでタイムラグなしで連絡とれますもんね。で、なんすか?」

「あ、そうそう、あんたなんかお土産いる? 欲しいのあるなら買ってくるけど。ドンコイの雑貨とか、そんなでよけりゃ」

「そっすねー、あ、じゃあ、『オッパイフルーツ』買ってきてください」

「はあ? なんじゃそりゃ」

「緑色の丸い果物っす」

「美味いの?」

「美味いっす。思い出の味なのです」

「へー」

「この果物は食べ方が面白いのです」

「どういうこと?」

「それは現地の人に聞いてください(なんか説明するのも伝わりにくいし、セクハラっぽいし)」

ベトナム語わかんないから、それはどうかしら。ま、とりあえず持って帰れたら持って帰りるわ」

「生モノって飛行機持ち込めるんでしたっけ?」

「知らないわ。ま、とりあえず何気なく持ち帰ってみるわ。没収されたら諦めな」

「了解っす。ダメ元で待ってます」

「ほーい。そいじゃねー」

「楽しみしてまーす」

 

という会話がありまして、で、これですドーン!

 

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、、、じゃなくって(;´・ω・)

どーん!

 

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「結局、ナマモノ持って帰れたんすね」

「うん。フツーにビニール袋に入れてブラブラ手に持ったまま飛行機乗って、成田について、スカイライナーに乗って今に至る」

「おー、さすがです」

「それはさておき、これ、どうやって食べるの? コレ」

「え? 食べてないんすか?」

「簡単に言ってくれたけど、これローカルの市場いかないと全然売ってないじゃない。探すのちょっと大変だったのよ。それでやっと見つけて買ったんだから、食べる時間なんてなかったわ」

「あー、時期的にも最後の方だから珍しかったのかもですね」

「英語通じないし、買うとき全部身振り手振りで大変だったわ。ま、なんでもいいわ。食べましょ。で、どうするの?」

「まずはですね、、、これを、、、両手で、もみます! もみしだきます!」

 

モミモミモミモミモミ。。。

 

「そうすると、だんだん柔らかくなってきて、ほら、だいたい人のオッパイぐらいの柔らかさになります」

「・・・・・・・」

 

「ヒイてんじゃねえ!」

「・・・うん」

「・・・まあ、しゃあないか。で、上の部分をこういう風に、カットします。するとほら」

 

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「なんだか白いのが、ジワッと出てきてますでしょ?」

「あ、ホントだ」

 

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「傾けたら、ホラ」

「あ、垂れてきた」

「このもんで中身を柔らかくする過程と、この甘い汁が母乳みたいだから、オッパイの実だそうです」

「へー」

「で、流れ出てくる母乳的なものをススって、それからスプーンで中を掬い取ってたべます」

 

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「あっ! 甘い! おいしい!」

「でしょ?」

「あー、美味しいわね。これ。ツルッとしてて。とっても甘いけどサッパリしてるわね。うんうん。美味しい美味しい、、、」

 

などと言いながら、我々はスプーンで中をホジホジ食べ始めました。

後になってちょっとググってみました。ウィキにはスターアップルと言う名前で載っていました。乾季の季節にはベトナムの市場で山積みになって売られていると思います。

日本では食べれないものかと調べてみましたが、あまり日持ちがする果物ではないのか、全く見つかりませんでした。「スイショウガキ」という和名もあるようなので、もしかしたら沖縄とかでは栽培されているのかもしれません。

 

「ふう、美味しかったわ」

「それはよかったです」

「もうひとつ食べましょ」

「そうですね」

「じゃあ、はい。男らしくあんた揉みなさいよ」

「へい」

 

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モミモミモミモミモミ。。。

 

「うーん、こんなものかな? いや、もうちょっと柔らかいかな?」

「・・・・・・・・」

「・・・なんすか」

「いえ、・・・どんな気分なのかしら、と思って」

「なにがっすか」

 

「彼女もいないのにオッパイだなんだ言いながら、果物をもみしだくのって、どんな気分なのかしらと思って」

 

「、、、、、、くっ」 

 

 

みなさまも、アジア旅行の際にはぜひ食べてみてください。

 

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 美味しい!