読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

『ウミガメのお寿司』と『海亀煮込み』を父島にて食す  【小笠原滞在記その②】

今回の旅の楽しみの一つが、ウミガメ料理です。

 

f:id:dongurime:20150709053740j:plain

 

 

今まで、シマヘビ、マムシ、イナゴ、カエル、イモリなどちょいちょいと珍味(ゲテモノ?)は食べてきましたが、そんなどころではありません。なんとこの島では昔から、貴重な動物性タンパク源としてアオウミガメを食べるのだそうでした。

これはもう、珍味というより、希少食材。どんなお味がするのでしょうか。ワクワクが止まりません。ジュル。

 

 

f:id:dongurime:20150709021810j:plain

 

さて、父島に着きました。

やっと、地面が揺れない。船酔いに比較的強い私にとってもこれは喜びでした。

25時間ぶりの安定した地面です。安定した地面に身体が驚き、ちょっとフラフラとしてまっすぐ歩きづらい。軽い岡酔いのようでした。

 

「おぉ」

「ついたぁ」

「よかったぁ」

「つらかったぁ」

「もう寝たい」

 

など、周りの人もみな口々に安堵の声を漏らします。

「つらかったぁ」といった人は、帰りも同じく25時間半が待っていることを忘れていますね。ふふふ。

最後の「もう寝たい」の人は、船酔いをしすぎて寝れなかった人でしょうね。地面の上で寝れる幸せをかみしめてください。そして、帰りも25時間半頑張ってください。ぐふふ。

 

f:id:dongurime:20150709024500j:plain

 

 

―――グウゥゥルル!

 

お腹が鳴りました。お腹が、ペッコペコでした。

確かに私も船酔い体験こそできましたが、吐くほどのことはありません。かといって、食欲が湧くか言うと決してそんなことはありません。原因は1つです。

船中がスッパイ臭いするからで、ありました。

 

前の記事(【小笠原滞在記その①】 - ニッポンたのしい。)にも書いたように、私は元来こう見えて(どう見えているのかは謎ですが、、)元来船酔いなんてものはどんな感覚かすらわからない、はず、だったのですが、この航海で初めて船酔いというものを体験してしました! 結局、吐くほどのものではなかったし、横になってずっと本を読んでいただけなのですが、それでもちょっと気持ち悪い。この延長で食べたものを吐いてしまうことを考えると、なかなか厳しい者なのだなあと想像することができました。そんな中、時折廊下や、トイレや、シャワールームから声が聞こえます、、、

 

ーーーホォワアァァァ!

 

f:id:dongurime:20150708011248j:plain

 

ウルトラマンが、メフィラス星人に腹をけられた声ではありません。

 

小笠原の大自然を夢見て乗船をした若いお姉さん、お兄さん、おそらく退職をしてやっと自由な時間ができて老後の楽しみにで乗船したのであろうおじいさん、おばあさん。そんな老若男女が仲良くトイレや廊下のいたるところについているビニール袋(下の写真の赤丸)で、ゲロをはいているときの声なんですねぇ。

 

f:id:dongurime:20150708012301j:plain

 

また、おが丸で吐かれたゲロは船内を旅します

 

通常、道で吐かれたそれは、丸く留まりますね。しかし、ここはおが丸。

オガマルは、左右にゆっくり、ゆっくり、大きく揺れます。

その間、ゲロが、右へ、左へ、ナメクジが張った後のように廊下中を長~~~~~~くキラキラとした一本道を作ります。そうして船内に悪臭をまき散らし、その臭いがまた次のゲロを誘うのです。負の連鎖です。スパイラル・オブ・ゲロ・パフューム。

 

f:id:dongurime:20150708013634j:plain

 

この雑魚寝の寝室に臭いが広げられたた日にゃあ、いかに相手がご老人といえど、殺意がわきますね☆彡

 

 

 

f:id:dongurime:20150709032148j:plain

 

宿にチェックインして荷物を置いて、宿からちょっとあるくともうこの海です!

見てください! この美しい砂浜を! これだけきれいなのに、周りに誰もいないんですよ! ステキ! ステキすぎるぅ!

―――グウゥゥルル!

 

、、、でも腹減った。こんな感じで泳いだら燃料切れで溺れるのがオチ。うん。そうに違いない。腹が減っては、戦も、遠泳もできぬ。うんうん。間違いない。

 

f:id:dongurime:20150709033433j:plain

 

はい! 亀寿司どーーん!

アオウミガメの握りです。赤味のお肉です。馬刺に少し似ているかもしれません。正確に言い表すなら、馬刺しから生臭さを少し抜いて、少し柔らかくして、そこへちょっとお肉の甘味を加えた感じでしょうか。

ゴチャゴチャ書きましたが、要は、美味しい

アオウミガメは草食性のため臭みがなく、チョン、と生姜を乗っけるだけで握りで美味しくいたくことができます。逆にアカウミガメは雑食性のため、身が臭いのであまり食べないのだそうでした。アオウミガメ、美味し。

 

 

f:id:dongurime:20150709050814j:plain

 

ウミガメに限らずお寿司全般、おいしかったです。特に、右下の島寿司。これは、サワラの漬けにワサビの代わりに黄色いカラシを使った島寿司。昔はワサビなんて島では手に入らなかったそうで、からしで代用をしたそうです。また、イカも美味しかった気がします。なんでも、小笠原では本土では信じられないサイズのアオリイカが釣れるそうですよ。

 

f:id:dongurime:20150709053446j:plain

【お店 : ぐるなび - 丸丈(伊豆諸島・小笠原諸島/割烹)

 

築地では味わえない、独特の風情や楽しさがありました。ああ、東京から1,000キロはなれた陸の孤島で、私はいま、お寿司を食べているんだぞ、という何とも形容しがたい高揚感が最高の味付けとなっていたのかもしれません。

 

さて、腹ごしらえがすんだところで宿に戻ったのはいいのですが、しばらくすると時間的にまた晩飯の時間なのです。先ほどのは、まあ、三時のおやつ、的な。三時のお八つにウミガメだなんて、私ッたら、まあなんて小笠原ナイズされちゃったのかしら☆(*´▽`*)

 

 

f:id:dongurime:20150709052703j:plain

 

はいー! お宿の仲間と、ウミガメの煮込み☆

ただ私が食べたこれはなかなか臭いがしました。もしかしたらアカウミガメだったのか、、、? それとも、ちょっと古いのか、、?

でもでもそこは、ビールの当てなので、臭い分ビールは進んでしまいます(ポジティブ)。そうこうするうち、船酔いへのおい酒の酔いも回ってあっという間に楽しくなってしまいました。

小笠原は、父島は、楽しい島でありました!

 

f:id:dongurime:20150709054848j:plain「ウミガメは、握りに限る!!」

 

 

 

さて最後に、記事を書くにあたり、「東京でウミガメを食べれるお店とかって、ないんですかねー?」と島の人に聞いてみましたら、「おが丸で、タイヤに括り付けたアオウミガメを東京に送ってるんだよね。だからどこかのお店が多分出してるはずなんだけどね」とのお話。

そこで、東京でウミガメを食べれるお店はどこなのか、ということで、探してみました。ありました。2つ見つけました。

 

 

【ウミガメ料理のお店① @有楽町】

f:id:dongurime:20150709055707j:plain

 

こちらはフレンチのお店ですね。『小笠原産母島の海亀のコンソメスープ』が4,000円。平均予算がディナーで3万円からなので、お値段的にはまあそんなものかと。海亀の生命力は半端ないと聞きます。銛で体を貫き、そのまま船に引き上げて逆さに吊るしておいても、海水を掛けておくだけで船上で1週間くらいは平気で生きているそうです。

 

f:id:dongurime:20150709055933j:plain

URL : Restaurant Apicius

 

 

【ウミガメ料理のお店② @新宿三丁目】

f:id:dongurime:20150709062640j:plain

f:id:dongurime:20150709062812j:plain

 

煮込みを出してます。おれも500円! お手頃! オガ丸経由で来ているとは思えないお手軽価格!

ここは家から近いので、今度行ってみようと思います。

 

URL : こっこめ (コッコメ) - 新宿三丁目/居酒屋 [食べログ]

 

 

 

東京でも結構食べれるんですね。ウミガメ。

聞いた話によると、小笠原海域のウミガメは増加傾向にあるそうです。世界的には減っているそうですが。こと小笠原に関しては狩猟頭数制限が守られているため、あまり心配する必要はないのかもしれません。

試しに食べてみるのも、島の経済にとっては悪くないお話なのかもしれません。

 

 

 

次回! 

イルカと泳ぎ、ザトウクジラの親子の鳴き声を聞きます!

 

f:id:dongurime:20150709045751j:plain

 

誰に求められるでもない物語は続く。。。

 

広告を非表示にする