ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

父島でイルカ、クジラ、ウミガメと戯れる 【小笠原旅行記その③】

世界遺産としての小笠原の自然を今回はご紹介。

いままで、家出少年だの、ウミガメ食べただの、自然と関係のないことばっかりだったので今回自然について。

 

(前回:『ウミガメのお寿司』と『海亀煮込み』を父島にて食す

 

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とりあえず、青い。海、真っ青。

ボニンブルーというらしい。本当は、こういう入江ではなくて外洋の青らしいのですが。

で、クジラは年明けから5月頃まで大体ザトウクジラがいます。そしてイルカは年中います。ウミガメも年中います。イソマグロも、シロワニ(これは実際見てない)も、チンアナゴも、ツバメウオも、カンパチも、とんでもないサイズのアオリイカ(これも実際みてない)も、ユウゼンも、ギンガメアジも。時期によってはマンタ(これも実際みてない)も。

 

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ただ、感動したのは豊富な魚種でありません。それはダイビングで海に潜っている最中でした。戦時中の沈船があり、おぉ、これぞ諸行無常、なぞ思いつつ、周りを潜っていました。

カンパチが居ました。インストラクターさんが何か袋みたいなものを膨らましましたが、あまり反応せずにどこかへ去っていきました。

次に、ウミガメが向こうの方から現れました。が、目が合ったとたん、「クッ、食われる!!」とばかりに信じられないスピードでどこかへスッ飛んで行きました。わぁお、ガチのウミガメ、はやっ、と思いました。沖縄の亀は随分のんびりサンゴの上で休憩してたりしてたのに、小笠原のそれは、狩られるかも、という恐怖のおかげでガチでした。そのカメの逃げる様にちょっと笑ってしまったそのときでした。

そのときでした。

大事なことなので二回言いました。

 

三回目です。

そのときでした。

 

 

 

 ウゥーーーーーーオォゥン

  クゥーーーーーーーウゥン

   ゥゥーーーーーーーーォォン

 

 

 

『クジラの親子が鳴いてる』

 

 

と、インストラクターさんがボードに書いてくれました。鳴いていました。会話をしていました。姿は見えません。沈船の向こうから、声が聞こえています。水中は、振動の伝達が早いので、陸上の何倍も遠くまで声が届きます。時期的に、鯨(?)影は薄いのですが、見えない分、ザトウクジラの親子が、大きな雲のように私の上を漂っている様子が浮かび、小さく、震えた。

ザトウは小笠原諸島に子育てにやってきます。季節が良ければ、さらに数は多く、右にも左にもザトウクジラの親子が、といった状況もままあるそうです。潜っているうちに上にクジラが、なんていうこともあるそうです。

声を、腹に、頭に、腕に、脚に、直接受け止めることができた、その時だけは、あの大きなクジラの鳴き声に震える海水の中に漂っていた経験。

 

 

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イルカがいます。いつでも。誰とでも。(?)

 

 

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船を走らせているとどこからともなく現れ、ずーっと並走しています。離れません。

船を止めてもそこにいます。ドボン。シュノーケリングで泳ぎます。どこにもいなくなります。あーあ、いなくなっちゃったよーう、もー、これまたテンション上げて探し回って泳いじゃったから結構流されて船まで距離あるんだよなーめんどう臭スみんな船の上で待ってんのかなーまたせてゴメーン、と思ったとき、そのときでした。

そのときでした。(2回目)

 

3回目いきます。

そのときでした。

 

 

下に、流線型の黒い塊が2つ、ときおり上に下に入れ替わりつつ、大きなお母さんと小さな子供が、私の下を並走していました。いつからいたのでしょうか。わかりません。とにかく私は並走をしていました。

そして、大きなお母さんが身体を静かにうねらせ、息継ぎのためでしょうか、上へ。その子も続き、私の、目の前を、泳ぎ、本当に目の前で、いつの間に鼻先を出したのかは分かりませんが息をしてまた潜って行ってすぐに見えなくなりました。

その間、20秒ほどだったでしょうか。もしかするともっと短かったのかもしれません。が、忘れられません。母の目、とでもいえばよいのでしょうか。慈悲、とかそういう感覚を、勘違いかもしれないとは思いつつ、受け取りました。

 

 

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これは私が撮った写真ではありませんが、なんか、こんな。もっとこう、縦長くって、でも目の周りの皴とか、黒目がちな感じとか、そしてそこに子供が横で元気に泳いでいる様が、雰囲気として、感覚として鮮明に残っています。

 

 

 

上手くいけば、また行くことができたのならば、夏、時期が良ければ、このシロワニがいるケータ諸島まで遠征で来て、そこのシロワニのしたを泳いで写真が撮れるらしいです。

 

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すごい迫力。

他にも、何十匹ものイソマグロが頭上をグルッグル回っているスポットがあるらしいのですよ。ああ、もう一回、行きたい。行きたい。行きたい。

 

 

 

日本一のダイビングスポット、小笠原。ああ。また行きたい、のです。

私が行ったのは真夏ではなかったので、件のケータ諸島への遠征はできないのです。

ケータ諸島へ行くためには、高気圧がバツンッ!と張り詰める真夏にしか行けないスペシャルツアーなのであります。うー。行きたい。行きたい。行きたい。

 

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ウミガメもみました。

ウミガメセンターがあって、飼育されているウミガメに、キャベツを上げることができます。鼻からピューっと海水を吹きだしながら、彼らはキャベツをパクパクと食べます。

バクッ!

と食いついてくるので、油断してると多分爪とか千切れます。流血沙汰は間違いのないところです。ちょっと食べちゃった分、お返しに僕の小指ぐらいなら、と思わなくもありませんでしたが、そも彼は僕の指は食べたくはないと思うので、やっぱりそんなことを思う必要はどうやらありませんでした。亀たそカワユス。

 

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亀の頭のアップ。です。

亀頭ですね。はいはい。

 

 

さて次回、素晴らしすぎるダイビング体験を経て宿でシャワーを浴び、そこで知り合った方々と居酒屋で夕食をとっているとき、怪談に巡り合うことになります。(ちなみに、この怪談、私は、おそらく、怪談と言うより、ただの実話なのではないかと思っています)

 

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誰に求められるでもない物語は続く。。。