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ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

台湾社会のマジメな話の写真添え

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 ◆のんびり台湾

 

 とにかく、のんびりしてますね。台湾。

 みんなおおざっぱ。細かいことは気にしない。

 台湾で暮らす日本人に聞くともれなく帰ってくる言葉が「のんびり」。

 おおらかなんですね。この国は。

 

 

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ただ、どこに行っても目に付くのがこの監視カメラ。

ものすごい数です。暗いところには必ずあります。

 

駅の中にもガンガンあります。

「ここの枠内は監視カメラで撮っているゾーンなので、女性や子供でもここにいる限り安全ですよ!」

ゾーンが駅にありました。

 

こうした対策で、社会の暗部を抑え込んでこその「のんびり」なのかもしれません。

 

 

 

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台北101の前にある例のブツ)

 

 

 

◆若い人たちは海外旅行が生き甲斐

 

台湾の若い人は休みといえば、海外旅行、とのことでした。

確かに、新宿で一人で歩いている台湾の方にお会いしたことが多々あります。

別の国でも、若くて中華系っぽいけど団体旅行じゃないんだなー、なんて思っていると結構な割合で台湾の方だったりします。

 

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永康街

 

大学を卒業したら、すぐに就職する人はあまりおらず、一年程度はボランティアをしたり、インターンをしたり、海外旅行をしたりして過ごすのだそうです。

のんびりですね。まあ、日本の一斉新規採用が特殊なだけかもしれませんが。

(ただ、人事部としてはアレの方がやり易く合理的なので制度としてまだしっかりと残っているのでしょうが。良し悪しですね)

 

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(何故かライスバーガーをゴリ押しする台湾モスバーガー

 

 

 

◆国民党と民進党

 

現在の与党は、中国寄りの国民党。方向としては大陸に吸収され、香港などの特別区のような立ち位置になろうとしているのでしょうか。

前回の選挙では、シュッとした党首にオバチャン層の支持に引っ張られ国民党が勝ったという話でした。

しかし今、国民党の支持率は低く、半ばレームダック状態。少し先の選挙では民進党が与党に返り咲くとみられています。現在の民進党の投手はオバチャンで、「中国嫌い!」と結構激しい主張をされている方だそうです。日本は好きみたいです。

 

 

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(夜市のゲーム。なんか懐かしい)

 

しかし富裕者層は国民党を支持する方が多いようです。

中国の一部になった方が経済的に潤うからです。

そして、逆に、若い人や非富裕者層は民進党の支持者が多い。

そういった二層構造になっているのが現状のようです。

 

また、中国のミサイルは常に台湾に向いていて、いざとなればいつでも脱出ができるように、裕福な台湾人はみな、カナダ・オーストラリア・日本など海外に家を持とうとするのだそうです。

 

 

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(淡水のビルの狭間の喫茶店。美味しかったし、涼しかった)



 

出生率は世界最低

 

台湾中央研究院の2014年度の調査では、台湾の出生率は日本を下回り世界最低の1.06だそうです。日本と同様に、超高齢化社会労働人口の激減に直面するのは間違いのないところ。

この先、労働力が足りなくなった場合、どこから人を呼び込むか。当然、中国から呼ぶことになるだろう、と想像するに難くありません。

 

 

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(日本語で振り仮名が)

 

 

 

◆台湾経済と台湾人としての意識

 

台湾の最低賃金は時給が訳400円くらい。東京はいま888円。日本の半額。以下。

以前、旅先で会った台湾人のお姉さんは、給与水準の低い台湾ではなく、香港で仕事を探して、今も香港に住んでいると言っていました。

台湾は、経済的に、確実に中国側に依存し、流れていっているように感じます。 

 

 

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(ここも美味しかったルーローハン屋さん。店長は何故かベトナム人。でもおいしい

 

 

しかし、特に若い人の間で、中国人でも、中華民国ではなく、我々は「台湾人」という意識が芽生えているのもまた事実のようです。

 

「太陽花(ひまわり)學運、318學運」と呼ばれる運動が2014年にありました。中台間の貿易の抜本的な自由化に反対した学生たちが議会を占拠した運動です。若い人の間では、中国人ではなく「台湾人」である、という気持ちが強いところのようです。

 

 

 

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(故宮博物館の狛犬的なカレ)

 

 

経済は、確実に中国に依存度が高まっています。また、安価な労働力の中国への依存度が今後高まるのは必至。

国民感情は、一方で中国から距離を置く機運が高まっています。

 

理性と感情の板挟み。若い人の感情は特に激しく、議会を占拠するに至っています。しかし少子化は進み、若い人の社会に占める割合はごく少数。選挙を考えたとき、彼らの意見は圧倒的多数の中高齢者の前には消し飛ぶことでしょう。

(だから大胆な行動に打って出るしかなかったのかもしれませんが。良し悪しはさておき。)

 

今後の台湾の行く末が気になります。次の選挙は2016年の1月。党首は双方とも女性のようです。

今回の旅で少し気心が知れたので、今後の中台関係が気になるところです。

 

 

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台北101からの眺め。台北が見渡せる。思ったよりも台北は狭い)

 

さて、私の

短期台湾滞在記は以上になります。旅先で出会った日本人や台湾人といろんな話を聞くことができ、非常に興味深い旅になりました。みなさまありがとうございました。

 

とはいえ、もう帰国しているのですが、旅はまだ続きがあるので引き続きそちらもボチボチ更新していきますのでご覧いただければ幸いです。

 

 

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(最後に、なぜマッサージ店にあった志村けん。若い。)

 

 

最後に、

私の駄分に最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました!

 

 

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