ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

オオサンショウウオは腹を裂くと山椒の芳香がして美味い。

まず結論から申し上げると、

オオグソクムシ

を食べてみることにした。

今回は、そこに至るまでの経緯を書いてみようと思います。

 

f:id:dongurime:20160313133333j:plain

 

我が敬愛する北大路魯山人先生のエッセイに、『山椒魚』というものがありました。

そこにはオオサンショウウオを食べた体験談とその食べ方が書かれています。オオサンショウウオは当時から保護動物であったそうですが、その辺り先生はあまり気にされないようでした。

 

サンショウウオの名前の由来をご存知でしょうか。

漢字で書くと、山椒魚
このブツブツヌメヌメした生物の、果たしてどこが山椒か。

 

f:id:dongurime:20160313133402j:plain

 

それは、腹を割いた時の芳香にあるとのこと。魯山人曰く、

 

長い間には、ずいぶんいろいろなものを食ったが、いわゆる悪食の中には、そう美味いものはない。
「変ったたべものの中で美味いものは?」
 と問われるなら、さしずめ山椒魚さんしょううおと答えておこう。

 

ということらしいのです。

あるとき、60センチほどのオオサンショウウオを手に入れた先生は、

 

腹を裂いたとたんに、山椒の匂いがプーンとした。腹の内部は、思いがけなくきれいなものであった。肉も非常に美しい。さすが深山の清水の中に育ったものだという気がした。そればかりでなく、腹を裂き、肉を切るに従って、芬々ふんぷんたる山椒の芳香が、厨房からまたたく間に家中にひろがり、家全体が山椒の芳香につつまれてしまった。

 

といった次第であったと記されています。

山椒の香が客間にまで漂い、随分趣があるそうな。

私はこの魯山人先生のエッセイが好きで、暇を見つけては青空文庫のエッセイを読んでは関心をしてきました。が存知の方も多いかと思いますが、北大路魯山人は『美味しんぼ』の海原雄山のモデルでもあります。美食に命を懸けた、食道楽の帝王であります。

先生は、当初そのオオサンショウウオのルックスに驚きつつ、柔らかくなるまで長い間煮て食べました。そして、味はスッポンに近いが、スッポンよりも美味いとの感想を述べられています。

そしてそれがあまりに美味しかったためか、残りを翌日また食べたのだそうです。すると、前日よりもさらに柔らかくなっていて、皮がトロトロになって飛び切り美味しく、汁も大変に美味しくなっていたそうでした。モチモチとして、品の高い食べ物だ、と述べ、何事も、食べてみないと分からないものであるということを現代を生きる我々に教えてくれています。

f:id:dongurime:20160313140705j:plain

〇参照:北大路魯山人 山椒魚

 

そして感化され、「食道楽エッセイ」など誰に求められるでもなく書き散らしてみましたが、これが書いていてとても楽しい。筆が止まらない。

食というのは、永遠のテーマであるし、万人に共通する話題であって探求に終わりはありません。

 

食い道楽とは、なんぞや。 ~食い道楽帖その1~ 

至福のポークジンジャー定食 ~食い道楽帖その2~ 

真田堀の甘柿 ~食い道楽帖その3~ 

卵はコスパ ~食い道楽帖その4~ 

海のフォアグラと称されるカワハギの肝。 ~食い道楽帖その5~ 

京懐石の八寸の、黒豆とへしこ寿司。 ~食い道楽帖その6~

日本酒のトレンドは「雄町」と「ATSUKAN」 ~食い道楽帖その7~ 

ラーメンの道 ~食い道楽帖その8~

美味しくて参ってしまう鯵の旨味 ~食い道楽帖その9~

ウミガメの握りと味噌煮込み ~食い道楽帖その10~

 

 

そして、

 

先生を超えたい!

 

あるとき私はそう思いました。日本中のありとあらゆる美味いものを食べてきた魯山人を超えてみたい。なにか手はないか。魯山人が辿り着けなかった、見つけることができなかった珍しい食べ物、珍しい調理法はないものか。

そうして右往左往するうちに、美味しかったものとしてまずヘビがあった。

 

 

ヘビは食べたことがあるのだろうか。しかしそれは当時のこと。ヘビぐらいは食べていても全く不思議ではないような気もする。 

では、外国の料理はどうだろうか。わたしはチェンマイスズメバチ料理も食べてみた。

  

 

これもビールに合う仕立てであった。

 

しかし、考えてもみれば、スズメバチ程度であれば、日本にも岐阜や山間部の地方料理ではしばしば食べられている。

ダメだダメだ。

こんなことでは先生は超えれない。

どうしたものか。

なにかないものか。

そうして私はネットの海を彷徨いました。

ゴーストのささやくままに。

 

 

。。

。。。

 

 

ん?

なに?

グソクムシ

ふるさと納税でオオグソクムシ

 

f:id:dongurime:20160313124943j:plain

 

これだ。

これしかない。

 

理由は3つある。

 

①美味いらしい

グソクムシは、食べれるらしい。

以前ライターのほそいあやさんが以前食レポートされていた。そして美味しいとおっしゃっていた。

  

②さしもの魯山人先生も食べたことはない

さすがにグソクムシは食べたことはないだろう。

それに、先生がご存命の当時、深海魚専門の漁師なぞ絶対に居なかっただろう。

 

ふるさと納税

ふるさと納税はかなりお得だと耳にする。

確定申告のときにどんな手続きが必要なのかはよくわからないが、練習もかねてここで一度挑戦しておいて損はない。

 

私は早速、焼津市のHPから申請書をダウンロードし、記入し、送付。

翌週、振込用紙が手元に届き、入金。

その翌週、確定申告用の証書が届く。

そして3週間後。。。

 

f:id:dongurime:20160313132202j:plain

 

届きました。

中身はどうなっているのか。

果たして、美味いのか。

そもそも食べれるのか。

 

北大路魯山人センセイ!みててください!

わたしはいまから、貴方を超えたくて、意味わかんない深海の虫を食べますよ!

 

f:id:dongurime:20160313132753j:plain

 

次回、食レポします!