ニッポンたのしい。

楽しそうなことを求めて日々右往左往するさまを無様に綴ります。

プロ野球のクライマックスシリーズは廃止だと煽るバカ

クライマックスシリーズ(CS)は面白い制度だと私は思っている。

廃止だと煽るオッサンが大勢いる。

 

オッサンたちの言うことは相変わらずなんでだかどうも理解ができない。

 

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 『3位のチームがクライマックスシリーズで優勝したらどうする!』

 『3位で良いやというチームが出て来て、ペナントレースの価値が下がる』

 『そんなチームが一次の勢いで勝ちあがってCS優勝してはつまらない』

 『ダントツ優勝したチームはCSまで調子をキープするのが難しく不利だ』


など、など、など。
目立った反論は大体こんなところだろうか。
私はこれに違和感を覚えるので逐一反論していきたい。

 

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 『3位のチームがクライマックスシリーズで

           優勝したらどうする!』

優勝したらスゴイじゃん、と思う。
それが面白いところなんじゃね、と思う。

野球は筋書きのないドラマ。野球は9回ツーアウトから!
なんてどうなるのか分からないところに野球の面白みがあると散々言ってる野球解説者たちが、
クライマックスシリーズの大どんでん返しの可能性には何故だかとても腰が引けている。
3位のチームがCSで優勝しちゃったらいけないよね。そこは筋書きがないとダメだよね。

われわれカープファンは、このクライマックスシリーズで大いに盛り上がってきた経緯がある。
2013年、カープはペナントレースを3位で終え、2位の阪神を破竹の勢い破り、1位の巨人に破れはしたが夢を見た。
2014年も同じく3位でAクラス入りをし、このときは呆気なく阪神に敗れたが、
翌2015年も田中広輔の幻のホームランによって0.5ゲーム差で4位となってギリギリまで応援の熱が冷める隙がなかった。
このクライマックスシリーズがなければ、この3年間など、ほとんど浮上することのなかったカープの応援に、熱はなかなか入らなかっただろう。

3位のチームが優勝できるからこそ、ペナント後半になっても4位のチームまでも盛り上がる。
3位のチームは2位になってホーム開催にしたいはず。2位のチームは1位になりたい。
そういった新ゲームバランスの効果は我々カープファンが一番感じているところだろう。
これを嫌がるのは金に物を言わせて他の時代から選手をパクッてくる上昇チームぐらいではないだろうか。


まあ、今年は弱いが。

 

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さて、プロ野球OBの江本孟紀氏が、クライマックスシリーズはもうやめろ、とテレビで語っていた。
今年のプロ野球のセ・リーグに関しては、


 ①巨人が二位でいいやとやる気がなくなっている
 ②DeNAがやる気になっているのは単にまだCSがものめずらしいから
 ③そのDeNAに負けた阪神が今度はヤクルトに3連敗してひどい連鎖だ


などとこき下ろしている。
いやいやいや待て待てまて。
待ってほしい。


ペナントレースはもう終わっている。広島の圧勝だ。もう優勝争いは終わっていて、
本来であれば広島以外の全チームが意気消沈して消化試合をするのが本来のこの時期ではないのか?
それがどうだろう、DeNAがこんなに盛り上がり、お客さんがパンパンに入っているこの現状は、
クライマックスシリーズの絶大な効果以外のなんなのだろうか?

「興行的にも大事な夏休み最後のこの時期になんだこの体たらくは?」
と氏はのたまうが、的外れもはなはだしい。
夏休みの最後のこんなにも大事な時期に優勝が早くも決まってしまった場合には、
クライマックスシリーズがなかったら誰も応援なぞしないだろう。
なんでもかんでもクライマックスシリーズに難癖つけてればいいというスタンスは受け入れられない。

ホームランを量産する筒香率いるDeNAが巨人を追って連勝する様を見るにつけ、
クライマックスシリーズがあってよかったと確信を深めるばかりである。

 

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 『3位で良いやというチームが出て来て、

        ペナントレースの価値が下がる』
 『そんなチームが一次の勢いで勝ちあがって

          CS優勝してはつまらない』


今年で言うとパ・リーグのロッテのことを指すのだろうが、
しかしパリーグはいまソフトバンクと日ハムが壮絶な首位争いを繰り広げている。
この両巨頭にロッテがスルスルと勝てるだろうか?
私はそうは思えない。行けてもファーストステージぐらいのものだろう。

確かに、短期決戦であるがゆえの恐ろしさはあるかもしれない。
なぜそれがいけなのか。
日本人が大好きな、強気を挫くストーリーではないか。
雨に乗じて織田信長軍が一気呵成に今川の大軍勢を蹴散らした桶狭間の戦いと同じ構図ではないか。

日本シリーズ自体もそうだ。
夏早々に圧勝して優勝したチームと、ギリッギリでシーズン終盤になってやっと優勝が決まったチームが、短期決戦で戦うというのがそもそもの日本シリーズ。
短期決戦であるのはずいぶん昔から日本シリーズの前提だ。
それを差し置いてCSだけイチャモンをつけ始めるのはどうかと思う。


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『ダントツ優勝したチームはCSまで

   調子をキープするのが難しく不利だ』

 


それがプロだろ。難しいことをするからプロだ。
難しいから避けたいのであればプロ野球なんかやめちまえ。

主体は誰かという問題に立ち返りたい。
そうすると、この理由の主語がそもそもおかしい。
プロ野球はファンありきのエンターテイメントである。
プロ野球OBのオッサンではない。
主体はわれわれファンである。
プロ野球OBが気に食わなかろうと、現役のプロ野球がしんどかろうと、
我々ファンが面白いと思っていればそれは間違ったことではない。
あまりに、自分たちの殻の中からの物言いではないだろうか。


ただ、ダントツに優勝したうちの広島は、確かに調子をキープするのは簡単ではないだろうから、

やっぱり損してる!w  すごく心配!w  DeNAめちゃめちゃ怖いw


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しかし、我々はここ数年間夢を見てきた。

去年の0.5ゲーム差でCS出場を逃した悔しさがあってこその今年の大躍進だ。

なにをいまさら、プロ野球OBや古臭い考えに凝り固まったオッサンたちが文句をたれるのか。

楽しんでいる大勢のファンを考えろ。

いまさらリーグ優勝と日本シリーズだけのプロ野球なんて張り合いがない。

 

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